1. SEOとは?
SEOとは検索エンジンで上位表示させるためのテクニックのことです。
日本の場合 Yahoo!Japan が検索エンジンを Google と提携しているので、90%以上の割合で Google の検索結果が表示されます。また、Microsoft の Bing の使用率は10%未満です。
西新宿ドットネットでは Bing や百度(バイドゥ)や NAVER などのシェアの少ない検索エンジンでは SEO はしません。
SEOが理想的な状態とは
弊社取引先の株式会社日本エコプロジェックトを例に挙げてみましょう。
「株式会社日本エコプロジェクト」と検索すると1位に表示され、検索結果のスニペット(検索エンジンに表示されるサイト・ページの説明文)のほか会社概要など「サイトリンク」が6つ表示されています。
また、後述しますが検索結果右に表示される Googleマイビジネスも、ウェブサイト、経路案内、住所が正確に表示されました。
では、検索上位に表示されマイビジネスも理想的な状態となるにはどう施策していけばよいか。弊社では以下のように行っています。
2. SEO内部施策
Googleスターターガイドにある通りの記述をします。
https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja
具体的にはエクセルなどに文字数カウントしながら流し込むべきテキストを作成します。それを最終的にWordpressなどの CMSに設定します。その際、以下に注意して進めていきましょう。
キーワードを詰め込み過ぎない
キーワードの詰め込み過ぎはペナルティー対象なので気をつけて下さい。
タイトルタグにはそのページで狙っているキーワードを1回、多くとも2回までとして下さい。3回、4回と書くのは詰め込み過ぎです。コンテンツの概要を表すメタディスクリプションも同様に注意が必要です。会社名に地名などが入っている場合、特に細心の注意が必要です。
h1タグも詰め込みすぎていないかチェックが厳しいです。狙っているキーワードは1回として下さい。
単語の順序
元々の検索ロジックは英語で作成されています。英文的な順序・文章になるよう日本語の文章を構成させましょう。ターゲットキーワードはなるべく最初の方に登場させます。
文字数
Google が登場した頃はコンピュータの性能に制限があり、その頃の名残から“認識しやすい文字数 ” が存在します。なるべく全角32文字で収め、次に64文字、長くとも128文字を越えないように構成してください。
WordPressなどのCMSの設定
URL(ホームページアドレス)には日本語が現れないようにしてください。ファイル名やパーマリンクなどに日本語名が入ると英数字が羅列し混在する長いURLになってしまうので、SEOでは絶対にNGです。
また、URLを見ただけでユーザーがどんなページにいるのかわかりやすくします。
GRC(検索順位チェックツール)の設定
SEO内部施策が終了したら定期的に確認します。そのツールがGRC(検索順位チェックツール)です。
https://seopro.jp/grc/
パソコン版・モバイル版をそれぞれ設定し、想定通りに上位表示されるかを定期的に確認します。
ターゲットキーワードの見直し
狙いたいキーワード、つまりターゲットキーワードはまず半年以上経過を見ましょう。半年以上経過した時点でGRCで確認をし、見直します。
3. Google各種ツールの設定と活用
2011年以降Googleは各種ツールの統合を行い、”検索エンジン ” では無く” プラットフォーム ” を提供するとしてきました。よってSEOの効果や正確な情報を知るためにGoogleの各種ツールの設定を行います。
Googleアカウントの作成と各種ツールとの連携はビジネスをする上で必須となってきました。アカウントをお持ちでない場合や未連携の場合、ぜひともこの機会に作成・連携をしていきましょう。
Googleアカウントの取得
アナリティクスやマイビジネス、ストリートビューまで全てGoogleアカウントで一元管理されます。ユーザーが情報にアクセスしやすくなるように、まずはGoogleアカウントを取得しましょう。
マイビジネスとストリートビュー
会社・実店舗をお持ちの方はマイビジネスを作成し各種項目を入力、できる限りの情報をユーザーに開示することが大切です。
上記でもご紹介しました弊社顧客、株式会社エコプロジェクトのような検索結果となることが理想的です。
Googleストリートビューの登録もするとSEOとしてはさらに強いものとなります。現在は有料ですが、MEO(Map Engine Optimization=Google MAP向けの地図エンジン最適化)に大きく反映されますので、予算など可能であればやっておくことをオススメします。
ちなみにSEO施策がきちんとなされていなかったりマイビジネスの設定をしていない状態では、検索結果は以下のようになります。
実在の会社名が表示されているためぼかしておりますが、スニペットの下の「※●●●」も表示されず、マイビジネスの表示領域には別の会社名で「株式会社〇△□を検索しますか?」と表示されてしまいました。
正しい会社名や店舗名が表示され顧客やユーザーがすぐにその場所まで経路検索もできるよう、ぜひマイビジネスも登録しましょう。
ちなみに弊社の検索結果ですが、2018年に代表取締役交代で内部変革がありマイビジネス他情報に大幅な変更が発生したため、このように情報が混在した状態となっています。
お恥ずかしながら、弊社を例に「SEOの浸透には時間がかかる」ということを認識していただければ幸いです。
口コミ
Googleの口コミはSEOで最も重要な要素のひとつです。ユーザーや顧客に積極的に口コミを入れてもらいましょう。その際、返信もすぐに行いましょう。
4. SEO外部施策
定期的に行うことが重要です。ですが一気に作業を行うとロボット的な動作とみなされGoogleからペナルティーの対象となるため、週に2つ程度のペースが好ましいでしょう。
オウンドメディア(自社コンテンツ)の活用
自社コンテンツを持ってそこからの被リンクを操作するのも有効です。
SNSでの拡散
記事の投稿を行ったら必ずSNSで拡散をしましょう。反応がなくても続けることが重要です。
5. モニタリング
GRCの設定を行い、ターゲットキーワードのモニタリングを行いました。ですがそれだけでは十分では有りませんので1カ月に一度GRCの見直しを行うのとともに、Googleアカウントにログインして状況をみます。
SEOとは徐々に浸透するものですので、結果を確認し対策を練るには半年程様子をみることが大切です。こちらもいつチェックをしたか記録しておきましょう。モニタリングし、ターゲットキーワードが思うように上がってこなければ見直しを行います。
その際、競合他社・店舗についても検索してみるとよいでしょう。相手順位が上がってきているならば、他にどのようなキーワードを入れて行けばよいか対策していきましょう。