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南アフリカの民族


武闘派部族・ズールー族
ズールー族

ズールー族

ズールー族は映画"シャカ・ズールー"で有名なシャカ王により統率された軍隊で、火薬を持つアフリカーナー侵略者に槍と盾で抵抗した。現在は白人文化の影響を受け、都市部で暮らしている人々が多いが、東部のズールーランドと呼ばれる地域では、ズールー族特有の藁で編んだ円形の家に住み、ビーズのアクセサリーを身にまとう女性など、昔ながらの生活をしている人々に出会うことが出来る。数あるアフリカンダンスの中でも力強い彼らのダンスには、往年のパワーを感じることもできる。現在のズールー王は、シャカの子孫であるグッドウィル・ズウェレティニ。
彼は未だに人々のカリスマ的な存在であり、王族のみに許された豹の皮を身にまとう。ズールーは南アフリカで最大の部族であり、ズールー語を第一言語とする人々は全国民の23%にのぼる。ズールー族により編成された政党であるインカタ自由党は、南ア政府に対して昔のように自分達で国を治めるべきだと主張、南アフリカからの独立を要求している。状況は厳しいが、万一成功すればソト族のレソト・スワジ族のスワジランドに続き南部アフリカで3つ目の王国となる。



装飾民族・ンデベレ族
ンデベレ族

ンデベレ族

ンデベレ族

南アの他、ジンバブエなどの周辺国において広く生活しているンデベレ族。中でもプレトリア近郊に住む人々は、独特のカラフルな幾何学模様を家の壁に描く習慣をもっている。この壁画は彼らの見たもの、興味を持ったものをモチーフにしており、最近では飛行機や電柱の絵も見られる。
その芸術性は世界的に認められており、企業のPRのために日本にも訪れ、原宿の表参道にンデベレ壁画を書き残していった。女性は首が長い方が美しいといわれており、首輪を重ねて首を伸ばしていく風習がある。
女性達の美に対する意識は非常に高く、25キロものビーズやジュエリー、首輪やアンクレットを身につけている人もいる。金色の首輪をはめて首を伸ばす、足輪をはめる等の伝統は、地理的・歴史的に接点がないはずのタイ山岳部・メーホーソン村周辺に暮らす部族のものと似ている。



最古の民・サン族
サン族

サン族

サン族

映画"ブッシュマン"ですっかりお馴染みになったサン族。ブッシュマンという名は差別的意味合いを含むといわれ、現在はコイサン族という呼び方が定着している。彼らはコイ族(ホッテントット)と共に南部アフリカに最も早くから住んでいた部族であるが、映画のイメージとは異なり大きな動物を倒すことは非常にまれで、小動物や鳥のヒナ、木の実などを主に食している。他部族とは異なる顔立ちをし、文化的にも独自のものをもっている。元々はアフリカの広い範囲において生活し、厳しい環境に適応した生活様式を身につけて南部アフリカ各地に動物等の壁画を残してきたが、バントゥー系アフリカン(黒人)と白人入植者に追いやられた結果、現在は南アフリカとボツワナとナミビアの3国にまたがるカラハリ砂漠に少人数が生活しているのみである。さらに残念なことに現在は多くの人々が白人文化の影響を受けて伝統的な生活を放棄してしまっており、昔ながらの生活をしている人たちに出会うことは容易ではない。



赤い部族・コサ族
コサ族

コサ族

伝統的にコサ族は赤く染めた衣服を好むため、「赤い部族」と呼ばれている。将来不幸にならないために幼年時代に左手の小指を切り落とす儀式や体中を白く塗り、3週間ものあいだ一人で暮らし割礼をする成人の儀式など、部族特有の文化をもつ。またコサ族は、男女ともに愛煙家である。男性は短く、女性は長いパイプを持つが、このパイプの長短の違いについては、女性は子供を守らなければならないために武器として使うためという説がある。コサ語を第一言語とする人口は南ア国民の18%を占め、ズールーに次ぎ第2の規模となる。コサ族は南ア南部、海岸沿いのトランスカイ地方に住んでおり、前大統領であるネルソン・マンデラ氏は本来この部族では王の相談役の家系であった。



白人入植者・アフリカーナー(ボーア人)
アフリカーナー(ボーア人)

ポルトガルのバーソロミュー・ディアスが喜望峰を発見した後、初めて南アに入植した白人はヤン・ファン・リーベックをはじめとするオランダ人であった。後、様々な地下鉱物の発見に伴いイギリスが南ア進出し、イギリスとの間で「ボーア戦争」が起こる。この戦争に負けたアフリカーナーは追いやられ、周辺民族と戦いながら「グレート・トレック」と呼ばれる旅を続け、アフリカ奥地へと移動していく。後からやってきたイギリス人に対して、「我々は昔からアフリカにいたのだ」という意味を込め自らを「アフリカーナー」と呼んだ。経済を牛耳るイギリス人に対し、アフリカーナー政治面において影響力を持っていた。悪名高い「アパルトヘイト」を生み出したのもアフリカーナーであった。オランダ語が変化した「アフリカーンス」と呼ばれる言葉を話し、アフリカーンスを第一言語とする人々は国民の約14%である。



手軽に部族の伝統を・レセディ文化村
レセディ文化村

レセディ文化村

近代化が進んだ現在、何日もかけてアフリカの奥地に行かなくては、伝統的な部族の生活を見ることは難しくなった。手軽にアフリカの伝統生活を体験したい、という観光客の要望に応える場所が、このレセディ文化村。部族の雰囲気だけが撮れれば良い、という撮影にもふさわしい場所だ。ヨハネスブルグ・プレトリアからほど近いレセディ文化村には、実際にズールー族・コサ族・ペディ族・ソト族の4部族が暮らす。
人工的に作られた文化的テーマパークではあるが、敷地内では実際に各部族の人々が生活しており、伝統的な住居や彼らの生活、ダンスなどの風習をほぼ実際の形で見ることができる。また村内には各部族の伝統的な住居を改造した快適な宿泊施設や会議施設もあり、観光客だけではなくビジネスマンにも利用されている。

このページは、南アフリカに関するテレビ・CM・新聞・雑誌等の取材コーディネイトと南アフリカで行われる展示会、スポーツ・文化イベントのコーディネイトを通じて得た情報を配信しています。是非、観光やビジネスなどの際に役立てて下さい。

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